市場カテゴリー毎のバックテスト(「カテゴリー分けの問題点・課題」:その2)

今日は以下のテーマから「売買回数が少ない場合の対処方」を取り上げます。

  • カテゴリー分けの問題点・課題
    • 過度の最適化とはならないのか
    • 売買回数が少ない場合の対処方
    • カテゴリーの項目・メッシュ


--売買回数が少ない場合の対処方

 カテゴリーわけのメッシュの細かさにもよるのですが、市場をカテゴリーにわけるとどうしても対象銘柄が少なくなり(あたりまえか・・)、当然売買回数もそれに従い少なくなります。
 売買回数は、多いほうが結果の信憑性をはかるのには都合がいいのですが、この事情から少なくなってしまいます。例えば極端な場合0回もありますし、4回程度の少ないトレードで勝率100%なんていうのも十分にありえます。こういった場合どうしたらいいのでしょうか・・・どうしたらとは・・・

  • 結果をどのようにうけとめるべきか(信頼していいのか)
  • 良い結果であった場合、売買回数を多くすることはできないのか

 といった具合の疑問です。
 いずれにせよ、こういった場合、次のことを試す必要がありそうです。

  • カテゴリーのメッシュを広げる。(より範囲の大きなカテゴリーで試す)
  • 売買検証期間を長くする
  • 例えば東証一部のみであれば、試験的に他市場も加える

 この中で、有力なのは

  • カテゴリーのメッシュを広げる。(より範囲の大きなカテゴリーで試す)
  • 売買検証期間を長くする

 の2つでしょう。こういった工夫をしてもなお売買回数が少ないのであれば、あとは本人が信用できるかどうかの1点にかかってきます。
 ただ、やはりポイントとなるところは、上記の2つの工夫をした結果、売買回数が増加しても、結果が極端に変化しないことが望ましいということだと思います。売買回数が増えたとたんに、急に結果が悪くなる可能性は十分に考えられます。そこがやはり大きな判断基準となるような気がします。

 この売買回数については、次回「カテゴリーの項目・メッシュ」の際に少し触れたいと思いますので、今日はこのへんにしときます。

 良い結果で、売買回数も多ければ申し分ないんですけどねーー。なかなかそういうのはありませんね。